カテゴリー別アーカイブ: ブログ

「往診鞄 №39」

くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」294号
(H27.11.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

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 今年のインフルエンザワクチンは去年より値段が上がったなと感じておられる方々も多いと思います。昨年までのワクチンは3種類のウイルスをターゲットにしていましたが、今年からは4種類に増やしているのがその原因です。
 最近はインフルエンザの流行時期が広範となり、接種時期については迷うところですが、やはりピークは12月から2月であり、接種から効果が出るまでに2週間かかることを考えると、11月辺りがベストでしょう。また、12歳以下の子供さんは原則2回接種ですので、中4週間を逆算すると1回目の接種は10月がベストとなります。重要なイベントを控えている方は、それに照準を合わせるのも一つの考え方です。
 因みにインフルエンザ予防接種の効力は約5ヵ月持続すると言われています。また、インフルエンザが重症化しやすいのはお年寄りです。三田市では10/15より65歳以上の方への接種の助成が始まっています。ぜひご利用頂きたいと思います。また、65歳以上の方はインフルエンザとの混合感染による肺炎にも気をつけなければなりません。肺炎球菌ワクチンの併用は非常に有効です。
 最後に、ワクチンの効果は100%ではありません。接種後にかかる方もいらっしゃいます。仮にかかっても、重症化する率は低くなるのは間違いありません。当院ではなるべく多くの患者さまに接種戴けるように考えております。是非お問い合わせ下さい。

「往診鞄 №38」

くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」292号
(H27.9.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

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 当院ではマンモグラフィーや触診の乳がん検診で異常を疑われた方、御自分で異常に気づいて受診された方等に積極的に乳腺エコーを行っています。特に40歳代半ばまでの方は、おっぱいがしっかりしている方が多く、マンモグラフィーで無理に挟んで撮影するよりもエコーの方が乳がん検出率は優れています。また、50歳代以上の方でも、非常に小さなしこりなどに対してはエコーでなければわからないことも多いです。
 一部の乳腺腫瘍は小さな石灰化(固くなった組織)を伴うことが特徴とされていますが、これに対してはマンモグラフィーの方がよくわかります。しかし、最近の乳腺エコーには①造影剤を使いながら検査を行ったり、②エラストグラフィーといってしこりの固さをエコーが判断してくれたりと、乳がんの診断能力は数年前と比べて飛躍的に上がっています。
 撮影できる患者さまの数が限られるマンモグラフィーと異なり、エコーは心配なときにすぐに、絶食等なく受けることが出来ます。また、被曝もありませんので、心配なしこりに対して短い間隔で再検査を受けて頂くことも可能です。もちろん当院では心配なしこりに対して細胞診や針生検を行っており、必要に応じて専門機関へ紹介させて頂きます。被曝が嫌な方、おっぱいを挟まれるのが痛かった方など、当院では乳腺専門の女性超音波技師(予約)が担当させて頂きます。

「会社の検診だけで本当に大丈夫?」「でも…時間がないし、費用も気になる!」などと思っている方に。

親と子のふれあい情報誌「City Mate」(H27.8.7発行)に掲載した記事をご紹介します。

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● 基本的なAコース(約1時間)
● A+肺、血管、骨年齢測定Bコース(約2時間)
● AB+胃カメラCコース(約3時間)をご用意。
価格は8千円台(Aコース)から。
 さらに重点的に見たい方に、乳がん、前立腺がん、心臓スクリーニング等々のオプションをご用意。結果は丁寧なコメントをつけて1冊の冊子としてお届け。また、国民健康保険の方は、特定健診から切り替えて、半額補助でドックを受けることもできます。ぜひ、自分の健康についてお考え下さいね。

「往診鞄 №37」

くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」290号
(H27.7.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

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 通常は1日に1から2回の排便がありますが、2~3日排便がなくても本人がつらくなければ便秘とは言いません。逆に毎日排便があってもすっきりせず、お腹がはるなどの場合は便秘と言えます。
 便秘には大きく『機能性便秘』と『器質性便秘』(腸の病気によるもの)に分かれます。ほとんどは機能性便秘ですが、稀に潜む器質性便秘、特に大腸がんなどを見逃してはなりません。
 機能性便秘はさらに『弛緩性便秘』『痙攣性便秘』『直腸性便秘』に分類されます。痙攣性便秘はいわゆる便秘型過敏性腸症候群であり、精神的なことや自律神経失調が原因であることが多いです。直腸型便秘は特に高齢の方で便を出す力が弱り、直腸に便が溜まってしまう状態です。最後に一番多いのが弛緩性便秘です。
 原因としては、不規則な食事や生活、線維・ビタミン・水分・脂質の摂取不足、下剤の使い過ぎ、仕事や習慣で便意のある時にトイレに行けない等があります。
 対処方法としては、規則正しい生活や排便習慣、適度な線維・ビタミン・水分・脂質の摂取はもちろんのこと、適度な糖質や香辛料なども排便を促します。また、それだけではなく状態にあった下剤や腸管運動促進剤を使うことが大切なことは言うまでもありません。