カテゴリー別アーカイブ: ブログ

「往診鞄 №38」

くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」292号
(H27.9.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

※ご質問や不明な点がありましたら、ファックスやメールをお寄せ下さい。

 当院ではマンモグラフィーや触診の乳がん検診で異常を疑われた方、御自分で異常に気づいて受診された方等に積極的に乳腺エコーを行っています。特に40歳代半ばまでの方は、おっぱいがしっかりしている方が多く、マンモグラフィーで無理に挟んで撮影するよりもエコーの方が乳がん検出率は優れています。また、50歳代以上の方でも、非常に小さなしこりなどに対してはエコーでなければわからないことも多いです。
 一部の乳腺腫瘍は小さな石灰化(固くなった組織)を伴うことが特徴とされていますが、これに対してはマンモグラフィーの方がよくわかります。しかし、最近の乳腺エコーには①造影剤を使いながら検査を行ったり、②エラストグラフィーといってしこりの固さをエコーが判断してくれたりと、乳がんの診断能力は数年前と比べて飛躍的に上がっています。
 撮影できる患者さまの数が限られるマンモグラフィーと異なり、エコーは心配なときにすぐに、絶食等なく受けることが出来ます。また、被曝もありませんので、心配なしこりに対して短い間隔で再検査を受けて頂くことも可能です。もちろん当院では心配なしこりに対して細胞診や針生検を行っており、必要に応じて専門機関へ紹介させて頂きます。被曝が嫌な方、おっぱいを挟まれるのが痛かった方など、当院では乳腺専門の女性超音波技師(予約)が担当させて頂きます。

「会社の検診だけで本当に大丈夫?」「でも…時間がないし、費用も気になる!」などと思っている方に。

親と子のふれあい情報誌「City Mate」(H27.8.7発行)に掲載した記事をご紹介します。

※ご質問や不明な点がありましたら、ファックスやメールをお寄せ下さい。

● 基本的なAコース(約1時間)
● A+肺、血管、骨年齢測定Bコース(約2時間)
● AB+胃カメラCコース(約3時間)をご用意。
価格は8千円台(Aコース)から。
 さらに重点的に見たい方に、乳がん、前立腺がん、心臓スクリーニング等々のオプションをご用意。結果は丁寧なコメントをつけて1冊の冊子としてお届け。また、国民健康保険の方は、特定健診から切り替えて、半額補助でドックを受けることもできます。ぜひ、自分の健康についてお考え下さいね。

「往診鞄 №37」

くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」290号
(H27.7.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

※ご質問や不明な点がありましたら、ファックスやメールをお寄せ下さい。

 通常は1日に1から2回の排便がありますが、2~3日排便がなくても本人がつらくなければ便秘とは言いません。逆に毎日排便があってもすっきりせず、お腹がはるなどの場合は便秘と言えます。
 便秘には大きく『機能性便秘』と『器質性便秘』(腸の病気によるもの)に分かれます。ほとんどは機能性便秘ですが、稀に潜む器質性便秘、特に大腸がんなどを見逃してはなりません。
 機能性便秘はさらに『弛緩性便秘』『痙攣性便秘』『直腸性便秘』に分類されます。痙攣性便秘はいわゆる便秘型過敏性腸症候群であり、精神的なことや自律神経失調が原因であることが多いです。直腸型便秘は特に高齢の方で便を出す力が弱り、直腸に便が溜まってしまう状態です。最後に一番多いのが弛緩性便秘です。
 原因としては、不規則な食事や生活、線維・ビタミン・水分・脂質の摂取不足、下剤の使い過ぎ、仕事や習慣で便意のある時にトイレに行けない等があります。
 対処方法としては、規則正しい生活や排便習慣、適度な線維・ビタミン・水分・脂質の摂取はもちろんのこと、適度な糖質や香辛料なども排便を促します。また、それだけではなく状態にあった下剤や腸管運動促進剤を使うことが大切なことは言うまでもありません。

AGAとは「男性型脱毛症」のことです。

親と子のふれあい情報誌「City Mate」236号(H27.5.15発行)に掲載した記事をご紹介します。

※ご質問や不明な点がありましたら、ファックスやメールをお寄せ下さい。
 
前額部や頭頂部から遺伝や男性ホルモンの影響により、徐々に髪の毛が減少する状態です。
今まで処方されているプロペシアという飲み薬は、頭皮に働く男性ホルモンが活性型に変化するのを止めるお薬です。6ヶ月以上継続服用すると、9割以上の方に効果があることがわかっています。
値段が高いのがネックでしたが、今回この薬にもジェネリックが発売されました。AGAは放置すると必ず進行します。1日1錠!併用療法や食生活、副作用や値段の相談も含めて、まずはご連絡下さい。

「往診鞄 №36」

くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」288号
(H27.5.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

※ご質問や不明な点がありましたら、ファックスやメールをお寄せ下さい。

 皆様はご自分の健康についてちゃんとチェックしていますか?そろそろいい年なので、会社の検診だけでは心配!でも、本格的な人間ドックは時間もかかるし高いし。といった方に、当院ではコースによって1~3時間で済ますことのできる「半日人間ドック」を施行しています。
 一般内科診療・身体検査(身長・体重・BMI・体脂肪率・肥満度)・眼科検査(視力・眼底検査)・聴力・採血(脂質・肝機能・腎機能・尿酸・糖尿・貧血など)・胸部X-P・心電図・便検査などの基本コースA。これに血管年齢(血圧脈波測定)・肺年齢(スパイロメーター)・骨年齢(骨密度測定)・腹部エコーを加えたコースB。さらに経鼻上部消化管内視鏡を加えたコースC。
 加えて、前立腺検診(直腸診+PSA測定)・乳がん検診(視触診+乳腺エコー)・甲状腺検診(視触診+甲状腺エコー+甲状腺ホルモン採血)・各種癌マーカー・各種エコー(心臓・頚動脈・下肢血管など)他いろいろなオプションも選択可能です。
 異常を示した検査結果にはコメントがつき、冊子となって自宅へ送付されます。冊子は誰にも解りやすく作られていますが、質問があれば受け付けております。これを機にあなたもいかがですか?