くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」294号
(H27.11.1発行)に掲載した記事をご紹介します。
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今年のインフルエンザワクチンは去年より値段が上がったなと感じておられる方々も多いと思います。昨年までのワクチンは3種類のウイルスをターゲットにしていましたが、今年からは4種類に増やしているのがその原因です。
最近はインフルエンザの流行時期が広範となり、接種時期については迷うところですが、やはりピークは12月から2月であり、接種から効果が出るまでに2週間かかることを考えると、11月辺りがベストでしょう。また、12歳以下の子供さんは原則2回接種ですので、中4週間を逆算すると1回目の接種は10月がベストとなります。重要なイベントを控えている方は、それに照準を合わせるのも一つの考え方です。
因みにインフルエンザ予防接種の効力は約5ヵ月持続すると言われています。また、インフルエンザが重症化しやすいのはお年寄りです。三田市では10/15より65歳以上の方への接種の助成が始まっています。ぜひご利用頂きたいと思います。また、65歳以上の方はインフルエンザとの混合感染による肺炎にも気をつけなければなりません。肺炎球菌ワクチンの併用は非常に有効です。
最後に、ワクチンの効果は100%ではありません。接種後にかかる方もいらっしゃいます。仮にかかっても、重症化する率は低くなるのは間違いありません。当院ではなるべく多くの患者さまに接種戴けるように考えております。是非お問い合わせ下さい。