いまだ先生の往診鞄 №92

酷暑の中いかがお過ごしですか?

さて、日本人の死因の一位は″がん”です。その中でも乳がんは日本女性の最もかかりやすい”がん”と言われています。しかし早期発見により90%以上の方が治ります。
そのために最近「ブレスト・アウェアネス」という言葉を巷でよく聞きます。御自分の乳房の異常に早めに気付きましょうという考え方です。この考え方が少しでも広まり少しでも早めに乳がんが見つかればと私も思いますが、一方自己視診や触診で見つかった乳はんの半分以上は早期ではないというデータもあります。何も異常や症状がないときの検診がいかに大事かということが御理解頂ければと思います。

当院では三田市のマンモグラフフィー検診を関西労災病院乳腺外科と連携させて頂き、一次読影は当院、二次読影は関西労災病院にてご担当頂いています。
また一般の検診施設とは異なり、異常を認めた場合にはその場で保険診療に切り替え、他検査、組織生検や必要に応じて高次機能病院への紹介を提案させて頂くことも可能です。皆様、自費での検診や他市の方も含めて、ぜひお待ちしております。