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いまだ先生の往診鞄 №47

くらしのネットワーク情報誌「Town LiFE」310号
(H29.3.1発行)に掲載した記事をご紹介します。

※ご質問や不明な点がありましたら、ファックスやメールをお寄せ下さい。

~「曝露」という考え方について~
皆さまは会社の定期診断や健康保険の健診を受けて、引っかかった項目に対してはどうされていますか?
特に症状がないからといってほったらかしてはいませんか?
生活習慣の原因となる血圧、脂質異常、血糖や尿酸値などは数字が高いだけでは症状は出ません。では、症状が出てから治療すれば良いのか?答えはノーです。
最近の新しい考え方として「曝露」という考え方があります。人生の中でどれくらいの間、高血圧、高脂質、高血糖、高尿酸に曝されているかによって、将来どれくらいの合併症が起こるかが決まるという考え方です。
言い換えると、今すぐに治療を始めても、ほったらかしていた間のつけはなかなか消えてくれません。でも、今すぐに治療を始めれば体のダメージの進行は止まります。
いつも数字が高いが、体はなんともないので大丈夫!と思っておられる方はいませんか?症状はある日突然やって来ますよ。早目の対処をお願い致します。