「City Mate」
親と子のふれあい情報誌「City Mate」203号(H24.8.20発行)に掲載した記事をご紹介します。
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最近は日中35度を越える日が続き、熱中症で搬送される人が増えています。皮膚は表面からの直接放散と発汗により体温を下げていますが、気温が体温より高くなると、放散のメカニズムが機能しなくなり、発汗だけに頼ることになります。
発汗は脱水と塩分不足を導いて熱中症を進行させ、さらに多湿では発汗さえ出来なくなります。大事なことは、重篤な痙攣や意識障害を起こす前に熱中症を疑うことです。倦怠感、頭重感、頭痛、嘔気などの症状が出たら作業や運動を中断、体を冷やし、塩分を含む水分(スポーツドリンクや点滴)を補給しましょう。