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往診鞄No.9 「禁煙を決意された方、何度も失敗してる方、必見!」

「ニコチン依存を克服すれば禁煙できるかも・・・」

くらしのネットワーク情報誌 「Town Life」 234号(H22/11/5発行)に掲載した上記内容の記事をご紹介いたします。

※ご質問や不明な点がありましたら、ファックスやメールをお寄せください。

喫煙者はイライラ等の禁断症状を伴うニコチン依存症という状態です。ですから、1箱400円を超えても高いと分かっていて吸ってしまうのです。タバコに含まれているニコチンへの依存を何とか克服しなければ、喫煙との決別は非常に困難です。
昨今、新しい内服薬による治療方法により禁煙の成功率は高まってきました。
以下のような決められた条件を満たせば保険適応で新しい内服薬による禁煙外来を受診することができます。
1つはニコチン依存症と診断されること。2つめは1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上であること。3つめは即座に禁煙を希望すること。4つめは禁煙外来を受けることを文書により同意することなどです。
治療内容は12週間、アドバイスに従って2週間に一度受診して頂きます。
費用負担は3割負担として、薬代を含めて5千円強/月。3ヶ月で1万5千円強です。10本/日以上喫煙する人であれば、銘柄にもよりますが、タバコにかかる費用と同等あるいは安い金額となります。もし成功すればその後の費用対効果は計算ができません。成功率はニコチンパッチと比べて高く、60%から70%と言われています。
初めて禁煙を決意された方、何度も失敗している方、とりあえず相談して下さい。