「経鼻内視鏡を受けてみませんか??」
くらしのネットワーク情報誌 「Town Life」 232号(H22/9/5発行)に掲載した上記内容の記事をご紹介いたします。
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最近お騒がせの食道がんは、50歳以上の男性に多く、男女比は、3対1から6対1で、私も含めたおじさんの病気です。原因は喫煙、飲酒、香辛料などがありますが、アメリカ人(特に白人)に食道がんが少ないのは禁煙が進んでいるからとも言われています。
また、某番組で言っていたように、アルコール脱水素酵素の欠損を疑う「飲酒で顔がすぐに赤くなる人」は食道がんになりやすいとも言われています。
初期症状には、食道の違和感、嚥下困難、嚥下痛などがありますが、症状があるときにはすでに進行がんとの説もあります。
診断はバリウム検査でもわかりますが、凹凸のない早期がんの診断は難しいです。内視鏡は進行がん、早期がんともに診断に有効で、生検による病理検査が確定診断です。
また、凹凸のない早期がんはヨード液による染色後の内視鏡が有効ですが、最近は分光画像内視鏡(カメラが画像に染色してくれる)があり、先に染色しなくても食道がん診断にとても有効です。
この文章を読まれた男性の方々!当院の分光画像装置つき経鼻内視鏡を受けてみませんか?