三田市の乳がんセット検診について

当院では、三田市の乳がんセット検診を三田市の検診はがきをご利用いただき、実施しております。
検診は、デジタルフラットパネルマンモグラフィーにて判定を行います。
対象は40歳以上の女性で、40歳から49歳の方は2方向撮影、50歳以上の方は1方向撮影にてマンモグラフィーを施行します。
撮影は、A認定を持つ技師を中心に全員女性技師により行われ、精査が必要と判断された場合には、その場で乳腺エコーを追加して、より正確な診断を下すことが出来ます。(この追加検査は三田市のセット検診には含まれません)
また、生検などの精査が必要な場合も、ご希望に応じて続けて当院にて行うことが出来ます。
撮影したマンモグラフィー画像は即座に当院と提携頂いている関西労災病院乳腺外科にデータとして送られ、診断のダブルチェックを受けます。たとえ当院にて異常なしと判断されても、再度複数の医師により診断を受けることになります。
また、当院では平日お忙しい女性の方向けに、土曜日の検診も対応しております。
乳がん検診を受けるなら、高画質のマンモグラフィーによる検診をお勧めします。
三田市の集団検診で2019年度から乳腺エコーも受けられるようになりました。
当院でも対象の方で乳腺エコーご希望の場合、集団検診と同じ金額の3,700円でさせていただきます。
対象でない方に関しては「マンモグラフィーのみ」で5,400円、「乳腺エコーのみ」で5,400円、「マンモグラフィー+乳腺エコー」で7,400円となります。
疾患が見つかった場合はこれに限らず、健康保険での検査とさせていただきます。

三田市の乳がんセット検診(検診はがき利用時)料金

検診はがきをご利用の場合

※ 検診はがきは2年に一度三田市より送られます

40歳~49歳
2000円
50歳~74歳
1500円
75歳以上
無料

※ 三田市の乳がんセット検診と同時に乳腺エコーご希望の場合は3,700円となります。

料金表(通常時の女性がん検診費用)

女性がん検診金額
視触診+乳腺超音波¥5,400
視触診+マンモグラフィ―¥5,400
視触診+乳腺超音波+マンモグラフィ―¥7,400

検査方法の種類と選択について

乳がんの検診の代表的な検査方法として、視触診・超音波(エコー)・マンモグラフィーなどが挙げられます。視触診とは明らかなしこりや変形を見つける検査方法であり、誰でも簡単に安全に受診することができる一方でこの検査のみでは乳がんの検出率が低く、また見落としも多く、今後はマンモグラフィーや超音波を併用させていくことが必須となります。
但し、マンモグラフィーは癌の石灰化した部分を見つけるのが得意な検査で、、超音波はしこりをみつけるのが得意な検査です。
つまりしこりを形成しないような癌はマンモグラフィーでしか発見できず、石灰化のない小さなしこりはエコーでしか見つけることはできません。
また、マンモフラフィーは40歳以上(アメリカでは45歳)の脂肪化したおっぱいは、きれいに写真が撮れますが、まだ乳腺組織が残っている40歳以下のおっぱいや、40歳を過ぎていてもおっぱいが大きくてしっかりしている方には、超音波検査(エコー)が威力を発揮します。

マンモグラフィ
● マンモグラフィ ●
触診
● 触診 ●
エコー
● エコー ●

乳がん検診による早期発見での治癒率向上

日本人の乳がん発症率は生活様式の欧米化に伴い年々増加傾向にあります。なんとこの30年で3倍、50年では5倍に増えています。好発年齢と言われる40歳代から50歳代だけでなく、特に若年層や高齢の方々に増えているのが特長です。
但し、現在欧米では発症率(新たに乳癌を患った人の割合)は依然増えていますが、死亡率(乳癌によって亡くなった人の割合)は減少傾向にあり、乳がん検診による早期発見による効果が現れていると言えます。
2cm以下で腋の下のリンパ節が腫れていない状態(ステージ1以下)で見つかれば、ほとんどの場合で治癒を期待できます。
ここで問題なのが、2cm以下のしこりを視触診だけで発見するのは難しいということです。やはり、マンモグラフィーや超音波検査(エコー)を併用することがとても重要になります。
また、もうひとつの問題点は日本の女性の乳癌検診の受診率がとても低いことが上げられます。
当院では、女性技師を含めて、経験豊富な超音波スタッフが乳腺エコー検査の充実に注力しており、さらにマンモグラフィーもご選択いただけけるようになりました。
また、精密検査が必要と判断した場合や他の機器による検査が必要と判断した場合などは、引き続き当院にて生検等の精査を進めさせて頂くか、即座に有数の施設やご希望の施設に紹介させて頂きます。
ぜひとも乳がん検診を受診されることをお勧めいたします。日々の健康と安心を定期的な検診で享受いただけることを願っています。

マンモグラフィ検査の流れ

マンモグラフィ検査は、乳房を薄く伸ばした状態で行うX線撮影検査です。
乳房を薄く伸ばすことによって、乳房の中にある乳腺組織を鮮明に写真に写すことができ、細かい病変も発見することができるようになります。
また、乳房を薄くすると、X線被ばくも少なくすることができるのです。
マンモグラフィ検査の実際の流れを映像でご紹介しますのでご覧ください。